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韓国大統領選:文氏のリード拡大 安氏から保守層離反か
2017年04月21日

 【ソウル大貫智子】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領罷免により5月9日に行われる大統領選で、革新系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が、第2野党「国民の党」で中道の安哲秀(アン・チョルス)氏に対しリードを広げている。文氏の対抗馬として保守層の支持を集める安氏だが、対北朝鮮政策などがあいまいだとして保守層の支持離れを招いたようだ。

 韓国ギャラップの21日発表の支持率調査では、文氏が前週比1ポイント増の41%に対し、安氏は7ポイント減の30%だった。一方、保守の自由韓国党・洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏は2ポイント増の9%。中でも目を引くのは保守の地盤である南東部の大邱(テグ)・慶尚北道地区だ。安氏が前週比25ポイントの大幅減で23%にとどまったのに対し、洪氏は18ポイント増の26%でこの地域で首位に立った。

 安氏は、迎撃ミサイルシステム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」の在韓米軍配備賛成に転じるなどし、文氏に勝てる候補として保守層の期待を集めた。

 ただ、国民の党の基盤は野党の牙城である南西部・全羅道で、金大中(キム・デジュン)元大統領の地元だ。主要政党の候補者5人による19日のテレビ討論会で、安氏は、洪氏らから金元大統領が推進した対北朝鮮融和の「太陽政策」について見解を問われたが「功罪がある」と明言を避けた。また、国民の党自体はTHAAD配備に賛成を表明していないとして「安氏1人が(賛成を)主張している」(文氏)と追及された。文氏リードの広がりを受け、今後、保守層がどう動くかが選挙のカギを握る。

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