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アラブ世界の橋渡し役アピール トランプ氏初外遊
2017年05月20日

トランプ米大統領の訪問や国際会議の開催を大きく伝えるサウジアラビアの地元紙=リヤドで2017年5月19日、高本耕太撮影

 【リヤド高本耕太】トランプ米大統領の初めての海外訪問先となるサウジアラビアは、訪問に合わせて多くの国際会議を首都リヤドで開催する。オバマ前政権時代に冷え込んだ両国関係の修復にとどまらず、欧米とアラブ世界の橋渡し役をアピール。「イスラム教スンニ派の盟主」を自任するサウジは、世界の主要国の地位へと飛躍を図りたい考えだ。

 サウジ政府は、20〜21日に開かれるトランプ氏とサルマン国王の首脳会談▽トランプ氏と湾岸協力会議(GCC)加盟国の首脳会議▽米・イスラム諸国会議−−の3会合を「リヤド・サミット」と銘打ち準備を進めてきた。

 企業経営者向けの貿易・投資会議など関連会合も多く予定され、「サウジ史上最大の政治イベント」(アルアラビーヤテレビ)とされている。空港や市内の幹線道路には「共に。我々は打ち勝つ」と、サミットのスローガンが書かれたポスターや電光掲示板が並ぶ。

 ジュベイル外相は17日の記者会見で、「対イラン政策や投資など、トランプ政権とは一致する点が非常に多い」と述べ、米国との関係強化に期待感を示した。同時に「イスラム社会と欧米の連携の場になる」と述べ、サミットの歴史的意義を強調した。

 サウジは昨年、石油依存から脱却し、投資収益や観光など産業の多様化を図る経済改革計画「ビジョン2030」を発表した。サミット期間中は美術展やツイッターなどソーシャルメディアに関する若者向けイベントも予定。英字紙サウジ・ガゼットは、新しい国家づくりを進めるサウジ政府が「ソフトな一面を見せようとしている」と伝えている。

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