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平昌五輪:個人参加容認 露大統領が選手出場妨害せず明言
2017年12月07日

 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン大統領は6日、来年2月の平昌冬季五輪に向け、国際オリンピック委員会(IOC)が認めた個人資格の参加について「我々の選手が希望するのであれば、妨げるようなことは絶対にしない」と述べ、容認する考えを示した。プーチン氏がIOCの処分に反発した一部のボイコット論を封じたことでロシア・オリンピック委員会(ROC)は12日に参加を正式に決定する見通しだ。

 IOCは5日の理事会で、ドーピング違反によりロシアを選手団としての参加は除外して、個人資格の出場を認めた。IOCは「組織的な不正」を処分の根拠にしたものの、疑惑を調査した世界反ドーピング機関(WADA)の報告書が指摘した「国ぐるみ」には踏み込まなかった。プーチン氏は「ドーピングに関するいかなる国家支援もロシアにないことが証明された。重要な結論だ」と述べた。

 さらに個人参加の選手に「ロシアからの五輪選手」との名称を使うことが認められたことや、決定を順守すれば、IOCが閉会式にも資格停止を解除する可能性に踏み込んだことはロシアへの配慮と受け止められている。

 このため、プーチン氏は平昌五輪で国旗や国歌を使えないことは「理由が分からない」と不満は口にしたものの「ロシアにも一部悪いところがあった」と歩み寄った。2年間にわたって続いた「国ぐるみのドーピング疑惑」に終止符を打つ絵を描いているとみられる。

◇露フィギュア選手ストルボワ「五輪に向け準備」

 国際オリンピック委員会(IOC)が平昌五輪からロシア選手団を除外するものの、ドーピングに関与していないロシア選手は個人資格での出場を認めると決めたのを受け、フィギュアスケート・ペアで2014年ソチ五輪銀メダルの女性選手、クセニア・ストルボワは7日、名古屋市で開幕したグランプリ(GP)ファイナルのショートプログラム(SP)後の取材に「落ち着いて五輪に向けて準備する。自分の気持ちとしては、国のためにやる。(ロシア国旗の使用が認められないが)旗が白くてもやりたい」と来年の平昌五輪出場へ意欲を示した。パートナーのフェドル・クリモフとともにソチ五輪を上回る金メダルを目指すと話した。

 女子のマリア・ソツコワはこの日午前の公式練習に姿を見せたが、五輪に関しては「コメントできない」とし、プーチン大統領が個人参加を容認したことについても「ニュースを見ていないので分からない」と話した。アリーナ・ザギトワは取材に応じなかった。【福田智沙、藤田健志】

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