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大口病院中毒死:3人目投与供述 元看護師、70代女性に
2018年07月12日

送検される久保木愛弓容疑者(中央)=横浜市中区で2018年7月9日午前9時32分、宮武祐希撮影

 横浜市の旧大口病院で2016年9月、入院患者2人が界面活性剤により中毒死した事件で、2人と同時期に死亡した70代の女性入院患者について、殺人容疑で逮捕された元看護師の久保木愛弓容疑者(31)が消毒液を投与したという趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で判明した。病院に残っていた女性の血液から消毒液に含まれる界面活性剤の成分が検出されており、神奈川県警は関連を調べている。

 病院では16年9月18日に西川惣蔵さん(当時88歳)、同20日に八巻信雄さん(同)が中毒死した。県警は西川さんに界面活性剤を含む消毒液を注入して殺害したとして、久保木容疑者を逮捕した。

 県警は同時期に死亡した他の入院患者についても捜査。西川さんと同じ18日に死亡した80代男性の遺体を司法解剖したところ、界面活性剤の成分が検出された。また、同時期に死亡した70代女性の血液からも検出された。この2人は西川さん、八巻さんと同様に、久保木容疑者が担当する終末期患者向けの4階に入院していた。

 捜査関係者によると、久保木容疑者は70代女性について消毒液の注入を示唆する一方、80代男性については記憶が明確ではないと供述しているという。ただ、女性の遺体は火葬され、男性の死因は病死とされていることなどから、県警は慎重に調べている。

 一方、事件の発覚を受けて院内に設置された防犯カメラに、久保木容疑者が夜勤中、投与する予定のない糖尿病患者用の製剤「インスリン」が複数入った箱を持って歩き回る姿が映っていた。投与する予定の患者はいなかったという。【中村紬葵、杉山雄飛】

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