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ペルー:身柄拘束のケイコ氏、大統領選出馬困難の可能性も
2018年10月11日

 【サンパウロ山本太一】南米ペルーの検察は10日、アルベルト・フジモリ元大統領(80)の長女で、最大野党「人民勢力党」のケイコ党首(43)を大統領選の政治資金集めを巡るマネーロンダリング(資金洗浄)容疑で身柄拘束した。ケイコ容疑者は2021年の大統領選立候補を目指しているが、出馬が困難になる可能性もある。

 ケイコ容疑者はツイッターに掲載した直筆の手紙で「父への恩赦が取り消され、今度は私たちが拘束された。これは政治的迫害だ」と訴えた。支持者数十人が検察庁前に集まり「ケイコを釈放しろ」と抗議した。

 ケイコ容疑者は自身が出馬した11年の大統領選に絡み、ブラジル建設大手オデブレヒト側から計120万ドル(約1億3500万円)の違法資金を受け取ったにもかかわらず、資金集めパーティーで寄付を集めたように装った疑いが持たれている。ケイコ容疑者は11年と16年の2度の大統領選の決選投票で僅差で敗れていた。

 次期大統領選でも有力候補とみなされていたが、最近は弟のケンジ国会議員(38)=資格停止中=との姉弟対立や捜査の進展によりイメージが悪化し、支持率は10%台に下がっていた。同党は7日の統一地方選で惨敗したばかりで、拘束がさらなる打撃になるのは避けられない。

 検察は16年、捜査に着手し、17年に同党本部などを家宅捜索していた。

 ペルーではオ社からの違法資金受領疑惑でクチンスキ大統領(当時)が3月に辞任し、ウマラ元大統領は17年に逮捕されるなど歴代4大統領に捜査が及んでいる。

 ペルー最高裁は3日、在任中の人権侵害事件で収監されたアルベルト氏に認めた恩赦を無効とし、再収監を命じる決定を出した。アルベルト氏は入院中で「私の心臓は(収監に)耐えられない。私を殺さないでほしい」と訴えている。

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