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錦織 ゲームの分岐点でミス…打開策なくまたジョコの引き立て役に
2018年07月12日

ジョコビッチ戦で厳しい表情を見せる錦織(AP)

 ◇テニス・ウィンブルドン選手権男子シングルス準々決勝 錦織1―3ジョコビッチ(2018年7月11日 英ロンドン・オールドイングランド・クラブ)

 錦織とジョコビッチが双方ともに認めた分岐点は第3セットの第5ゲームにあった。

 理不尽な警告を受けていら立ち、第2セットを落としたジョコビッチのプレーは、第3セットに入ってもまださざ波が立っていた。第4ゲームではブレークのチャンスを逃し、直後の第5ゲームはダブルフォールトなどもあって0―40のピンチを招いた。

 錦織にとっては「最大のチャンス」の到来。ところがこの場面でバックのクロスラリーから先に仕掛けたストレートはミスになり、思わずしゃがみ込んで頭を抱えた。その後も精度の高いサーブでしのがれてブレークできず。このゲームをきっかけに再び試合に没頭し始めたジョコビッチは、もう付け入る隙を与えてくれなかった。

 試合の流れを決めた大事な場面。ただし、勝敗を直接左右したかといえばそうとは言い切れない。

 錦織の言葉も「あそこを取っていれば何かが違ったかもしれない。取っていれば自信がついてプレーも変わっていたかも」と断定調ではなかった。コート上ではそれだけ差を感じていたのだろう。「芝でも守備が凄かった。向こうが攻撃的な時はかなり左右に振られた。自由自在にどちらでも打てていたし、特にバックハンドにはいつも苦しめられている」と今回も打開策は見つけられなかった。

 ジョコビッチは前回の対戦時に錦織について「彼はプレー(のテンポ)が速く、時間を与えてくれない。だからこそ集中が高まる」と答えていた。それこそが相性なのか。錦織は今回も引き立て役から脱することはできなかった。

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