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阪神“キナチカ”で首位ヤクルト粉砕だ 縁ある松山で新人コンビ闘志
2019年04月16日

空路、松山入りした阪神・木浪(左)と糸原(撮影・成瀬 徹)

 阪神は16日、愛媛県松山市の坊ちゃんスタジアムでヤクルトと対戦する。キーマンとなるのは調子を上げてきたドラフト3位・木浪聖也内野手(24=Honda)と同1位・近本光司外野手(24=大阪ガス)の「キナチカ」コンビ。ともに社会人、大学生時代に愛媛県で春季キャンプ経験を持つ。チームも同地でのヤクルト戦は5連勝中でフレッシュな力で首位を粉砕する。

 借金3の猛虎にナイスタイミングで相性抜群の球場での1戦が巡って来た。近年、ヤクルトが主催試合を行っている坊ちゃんスタジアムではこのカード5連勝中(6戦5勝1敗)。今回は愛媛県に縁を持つ2人のルーキーが、勝利の立役者となるべく闘志を秘めて松山入りした。

 「Hondaのキャンプで2年間、来ていました。今は少ないチャンスで試合に出ているし、まだやることはたくさんある。1本出たのは大きいと思うけど、1本で満足しているようじゃダメなんで、チームが勝てるようにやるだけです」

 出発前の伊丹空港で言葉に力を込めたのは木浪だ。オープン戦で12球団最多の22安打を放ちながら、開幕後は快音がピタリ。3月29日からのヤクルトとの開幕3連戦も9打数無安打に終わった。その後は先発落ちする試合が続いたが、12日の中日戦で18打席目にしてプロ初安打をマーク。13、14日の同戦で2試合連続適時打を放ち、完全にトンネルを抜けた。動き慣れた坊ちゃんスタジアムでさらに加速する構えだ。

 ドラフト1位も負けてはいない。近本は甲子園6連戦で5試合に出場し16打数8安打2本塁打3打点、打率・500と大暴れした。関学大時代に愛媛県の西条市で春季キャンプを行っており「(四国アイランドリーグplusの)愛媛マンダリンパイレーツにも同級生や後輩がいます」となじみのある地だ。開幕カードでは2番打者だったが、ヤクルトとの2度目の対戦となる今回は1番を任される可能性も高く、冷静に自己分析した。

 「今までは打順を意識していなかったけど、プロで2番になった時に自分が思っている以上に考えてしまうことがわかった。ただ、2番でしか感じることができないこともあったと思うし、経験できたのはよかった」

 ともに社会人出身らしく地に足が着いている一方で、持ち味の積極性も発揮中だ。チームのヤクルト戦は松山のみならず、過去10年間の地方球場では11戦10勝1敗、8連勝中と圧倒。心強いデータを追い風に、若虎たちが首位・ツバメ退治に挑む。(山添 晴治)

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