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ドラコン女王の杉山美帆が世界ロングドライブ選手権に初挑戦 差を痛感…ブラッシュアップの誓い
2019年09月13日

 ドラコン女王の杉山美帆(30=全研本社)が9月2日から3日間、米国オクラホマ州タッカービルのウインスターGC&アカデミーで開催された世界ロングドライブ選手権に初挑戦した。残念ながら目標の準々決勝進出は果たせなかったが、そこで得た収穫は少なくなかったという。ドラコンプロとして注目を集める杉山に世界大会の魅力と今後の意気込みを聞いた。

 世界中から飛ばし屋が集まった大会。杉山は事前に海外選手の情報を得ていたが、実際に戦って感じたのは、圧倒的なパワーとスタミナの差だった。

 「(世界大会で)予選ラウンドを勝ち抜いて上に行くには、コンスタントに300ヤード台を出せるようにしないといけない。海外の選手はヘッドスピードも普通に50(メートル/秒)を超えてくる。私は行って46くらい。目指せ50台ですね」。

 1メートル63、53キロのサイズは海外選手と並ぶと頭一つ小さい。決勝で347ヤードを叩き出し、初優勝したクロエ・ガーナー(29=南アフリカ)は1メートル68と身長差はそれほどでもなかったが、ウエートリフティングなど負荷の大きい運動を行うクロスフィットのインストラクターで、大会にも出場経験のあるアスリート。バランスの取れた筋肉質の体から繰り出されるショットは迫力満点だった。

 「(海外選手と)一緒に写真を撮ると、私はきゃしゃだなと思いました。いまさら背の高さはどうしようもないですけど、太腿はもっと太くしたいなと思いました」。

 今大会は予選ラウンド、準々決勝そして準決勝&決勝が3日間に渡って行われた。予選ラウンドは第1、第2で3分8球のセットを計5セット実施し準々決勝進出者を決定。杉山はここで299ヤードをマークしたものの7位に終わり力尽きた。

 「後半になるほど体力が落ちるのでOBも増えてしまう。スタミナも大事だなと思いました」と振り返り、「スイングのタメ感とかボールに力を伝える技術を上げてスイングスピードを上げたい。それをこの1年の目標にしたい」と続けた。

 同大会の決勝はゴルフ専門テレビのゴルフチャンネルとスポーツ動画配信DAZNでライブ中継された。勝負は18年優勝者のフィリス・メティ(32=ニュージーランド)とガーナーの対決となり、杉山も観戦。メティは1メートル81と上背があり、過去3度優勝している実力者。下馬評では圧倒的に有利と見られていた。

 「ヘッドスピードでもメティさんが上回っていて、彼女が勝つだろうと思っていました。でもガーナーさんが勝った。ガーナーさんが倒れ込んで喜ぶ姿を見て私も感動して涙が出てきました。私も彼女のように諦めずに頑張ろうと思いました」。

 7月の日本ロングドライブ選手権では309ヤード飛ばして初優勝し、今大会の出場権を得ていた。初めて経験した世界の壁は高かったが、同時に刺激的で収穫に満ちたものだった。

 「世界のトップ選手を間近で見て得たものを自分の糧にし、自分自身をブラッシュアップさせて、YouTubeやインスタなどで発信して、見てくださる方の飛距離アップやスコアアップ、ゴルフへの興味へとつながるようにしたい」と決意を新たにしていた。

 ◆杉山 美帆(すぎやま・みほ)1989年(平1)2月3日生まれ、埼玉県出身の30歳。8歳でゴルフを始める。拓大紅陵高卒。15年ATPミニツアー賞金ランキング3位。レッスンや自身の活動をYouTube「美スイングゴルフ」で配信中。日本ロングドライブ選手権3位(305ヤード)。18年同2位(309ヤード)。ドラコン自己ベストは320ヤード。1メートル63、53キロ。

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