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【ソフト日本代表・上野由岐子観戦記】「ゴリゴリのパワー型」いつものペース貫いた千賀投手
2020年11月22日

1月に行われた合同自主トレで日の丸を手にポーズをとるプロ野球ソフトバンクの千賀、ソフトボールの上野、巨人・菅野

◇SMBC日本シリーズ2020第1戦 ソフトバンク5―1巨人(2020年11月21日 京セラD)

 日本シリーズ開幕戦で投げ合ったソフトバンク・千賀、巨人・菅野の両エースと親交があるのが、ソフトボール女子日本代表の上野由岐子投手(38=ビックカメラ高崎)だ。今年1月、福岡県内で行われた鴻江寿治トレーナー(54)のキャンプで刺激し合った仲間。菅野投手へアドバイスも送った五輪金メダリストが試合をテレビ観戦し、スポニチに特別寄稿した。

 ピッチャーって、一球で勝ち負けがついちゃうポジションなんです。菅野投手は栗原選手にたった一球、甘いインコースを投げてしまった感じでしたね。

 私の印象では、菅野投手は打者をうまくかわしていくタイプで、千賀投手はゴリゴリのパワー型。千賀投手はどんどん投げ込んでいくうちに調子を上げていくけど、菅野投手は一球一球に時間をかけて丁寧に投げるのがいい。この試合は菅野投手が少し投げ急いだように見えましたし、千賀投手は多少のボール球は気にせず、いつも通りのペースだったように思います。

 今年1月、福岡県内で行われた鴻江トレーナーのキャンプで菅野投手と初対面しました。前年の成績がいまひとつだったのは知っていましたし、画面越しにはボールが死んでいる印象を受けていました。会ってすぐに「悩んでいる」ってオーラに気づいたんです。持っていた自信やプライドが揺らいでいるように見えましたから。

 私たちは結果が全ての世界に生きている。結果が出ないということは、神様が「今のままじゃ次のステージに行けないよ」とアドバイスしてくれているということ。菅野投手にはそう伝えました。その言葉にどう反応するかは本人。フォームを変えた今季、凄くいい成績を残したことはうれしかったし、刺激になりました。

 育成時代からキャンプで一緒だった千賀投手も含め、2人が抱えていた悩みは、私が過去に経験したものと同じでした。いい投手ってたくさんいる。でも、エースと呼ばれる存在はそういない。打たれて、投げるのが怖い経験もして、どうやったら克服できるか考える。その意味では菅野投手の方が年齢相応、一歩先に行っている感じはしました。千賀投手が本当の意味で日本のエースとなるために、まだいろいろな失敗を経験することも必要だと思います。

 私は今、日本代表の合宿中です。おかげさまで日本リーグ連覇を達成できて、来年の五輪に向けて切り替えているところです。2人と来年の大舞台でも一緒に戦えたらいいですね。刺激をもらいながら、金メダルに向けて頑張ろうと思います。(日本女子ソフトボール代表投手、ビックカメラ高崎所属)

 ◆上野 由岐子(うえの・ゆきこ)1982年(昭57)7月22日生まれ、福岡市出身の38歳。小学3年から競技を始め、九州女高(現福岡大若葉)から01年に現在のチームの前身、日立高崎入り。国内リーグの勝利数、奪三振数、完全試合回数などで数々の記録を樹立。五輪初出場の04年アテネで銅。08年北京は決勝までの2日間3試合を1人で413球を投げ抜き、金メダルに導いた。1メートル75、73キロ。右投げ右打ち。

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